株式投資を始めると、株銘柄を指値で買うことが増えます。
値段を自分で決めて、その値段になったら買えるという設定なので、株を買う側からしたら嬉しいシステムですよね。
好きな値段で買えるわけですから。しかし、株を指値で買い注文をしたとして、その株が必ず買えるというわけではありません。
指値で買えないというのは、結構あります。
どういう時が指値で買う事が出来ないの?
例えば、きっと下がるだろうと思って安い値段設定で指値の買い注文を入れるとします。
しかし、株価は予想に反して上がってしまい、自分の欲しい値段まで下がらなかった場合、残念ながら株を買うことはできません。
この時、もし値段が上がった場合でも買いたいならば、値段を訂正して再び買い注文を入れることはできます。また、期限を設定しているので、その間指値の値段まで下がれば約定します。
また、値段は希望通りまで下がったのに、買えないということがあります。これは約定の順番が関わってきます。
まず、自分より先にその値段で注文した人がいて、その人との売買が成立してしまったため、売買が成立しなかったケースです。
もしくは、成行注文も指値注文より優先されるので、成行注文の人との売買が成立してしまったケースが考えられます。それゆえ、値段は希望通り下がったとしても買えない時もあるわけです。
値段自体は下がっても、売れる株が少ない場合は、このように優先順位の順に売買が成立してしまいます。
もし、絶対に買いたければ早めに注文を出しておくといった対策を講じる必要があります。
注文を出すタイミングに気をつけることですね。もしくは、相場の状態をずっと見続けて、自分の希望通りの値段になった時に一気に注文するといった方法もあります。